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プロになった訳

「いつも応援してくれている皆さん、ありがとうございます。」
こんな定型文から始まる文章は苦手なのだが
少し真面目に表題のことを説明します

まず、結論から言うと
今期でリーグ戦を引退することにしました

プロを辞めるという訳ではなく
もう少し真面目にプロ活動をするつもりになった
と先に書いておきます

私にとってリーグ戦は【 趣味 】でした
●サラリーマンが仕事帰りに麻雀をする
●日曜に集まって麻雀をする
●競技大会に出場してみる
こういった世の中の麻雀と同列で楽しんでいたのです

そして今期のリーグ戦
「最高位戦49期B1リーグ」
全12節中48半荘で戦う年間リーグ
今は最終日の対局のために新幹線に運ばれて
東京に向かっています

まだ終わってもいないのに諦めて
このような事をキーボードに・・・・
と嫌悪感を感じる方もいるでしょうが
私は麻雀プロです
本質として確率と結果を求めて思考を巡らすのです

11節までが終わり降級は 確定 です
「奇跡もある」
いえ 奇跡は結果です
起こってから「あれは奇跡的だった」
と言うだけです

簡単に伝えると
10半荘に1回 10万点を超えるトップが取れると仮定しましょう
それを4連続して、五分五分
「2万分の1」って事です
最初の仮定が成り立つなら
現状の最下位▲607.8Pにはならないですね
https://x.com/saikouisen/status/1837417500273004584

ここまで読んで
悲観的になっている 愚痴を書いている
とは思わないでください
友達と休みの日に集まってサッカーをしてて
残り5分10点差みたいな感じです
休日の趣味なので
負けても楽しいのです

では引退するのはなぜか?
趣味にかける熱量が
金銭・時間 を上回らなくなっただけです

関西本部立ち上げからリーグ戦に参加し10年
トボトボとゆっくり昇級してB1リーグ
みなさんに上から3番目で凄いと言われますが
10年選手にとっては
「3回勝っただけ」なのです

現在 A1/A2/B1/B2/C1/C2/C3/D1/D2/D3 までの10ランクありますが
入会時はA/B1/B2/C1/C2/C3 の6ランク
当時のB2が現在のB1リーグです
10年で たったの3つだけ
その程度の実力なのです

それもそうです
トッププロのように勉強していませんから
19歳から10年程でとにかく数を打った経験値のみで
要領よくこなしていただけなのです

参考までに付け加えると対人対局で1ヵ月あたり
4人打ち250半荘 もしくは3人打ち600半荘
を10年間 割った事がないんじゃないでしょうか

そして初の降級
毎月の時間と交通費を使い
もう一度1つ下のリーグから

対局時間の長時間化や
一般の麻雀からのルールの乖離なども
大きな要因ではあります

「命を懸けて麻雀を打っている」
と言える人ではない自分には
引退する十分な結果です

興味のある人は私のリーグ戦生涯結果を
お楽しみください
https://saikouisen.com/members/ambo-takao/

前置きが長すぎて
何が言いたいのか分からなくなってきた
迷子のみなさんへ

表題に戻りますと
辞める理由ではなく
プロになった理由を書きたいのです

当時 関西に本部支部などはなく
本部のみでした
地方支部を創設する前段階で
「最高位戦関西オープン」
というものを行っていた事を
知っている方もいますでしょうか

1度は最高位戦を退会していましたが
復帰し 今期A1リーグへ昇級を果たした
今村順平プロが中心となり行っていたイベントです

その裏方を務めるため
所属していた方が何かと動きやすいと思い
東京でのプロ試験を受け合格
面接では
「リーグ戦へ出るつもりはありません」
とキッパリ伝えた上で入会しました

所属したことによって気持ち的に
最高位戦選手へ連絡もしやすく
飯田さんや村上さん、近藤さんにもコラムを書いていただき
参加者への特典として冊子を作成して
掲載・配布しておりました

まだ手元にある方もおられますか?

その2年後
マーチャオグループの協力もあり支部設立
「関西本部」
となったわけです
当初人数も少なく
リーグ戦が関西本部での関係性を作る場でもあるので
リーグ戦への参加を始めました

そう 簡単に言えば
「なんとなく参加していた」のです
休日に麻雀をする
麻雀ファンの多くと同じ感覚で
リーグ戦に楽しく迷い込んでいたんです

いざ降級となって落ち着いて考えてみたら
運営などが本来の私の目的であって
地方への麻雀普及のはずなのに
本部で遊んでる場合ではないかなと
これからは真面目に取り組んでいこうと思っています

しかし 入会して12年も経てば
変化も凄いもので
飯田さんも亡くなり
Mリーグも始まり
麻雀は生放送が増えに増え
プロリーグは会場での観戦不可能になる

地方選手もわずかながら活動しやすくなりました
しかし まだまだです
東京への移住を考える人が多いという事は
そういう事なのです

若手地方選手の勉強できる場の充実
対局時の金銭的負担の解消
時間的負担は残りますが
そして 少数とはいえ地方の声を
本部へ通せるだけのシステム作り

それを行っていくべく裏方に徹しようと思います
A1リーグに今村順平が上がり
関西選手が3名
そろそろ良い頃合いですね

今まで応援くださった皆さん
ありがとうございました
可能であれば 関西C3リーグぐらいに参加して
若手選手と戯れていたいと思っています
次回作にご期待ください

「俺たちの戦いはこれからだ!!」

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